言語聴覚士をやめたいと思っている人に伝えたいこと。

※マイナビコメディカルとのタイアップです。

こんにちは。言語聴覚士かめきちです。

今回は「言語聴覚士をやめたいと思っている人」に伝えたいメッセージを書いていきます。

この記事を読んでわかること

・言語聴覚士をやめたいと思う感情を客観的にとらえることができる。

・言語聴覚士をやめようと思った時に検討すべき2つのことがわかる。

・言語聴覚士をやめようと思っている人の視野の広げ方がわかる。

目次

「やめたい」という感情を否定しないでほしい

まずは、「辞めたい」という感情を否定しないでほしいと思います。

中にはこんな人がいるのではないでしょうか?

「自分だけミスばっかりで…言語聴覚士に向いていないんじゃないか…」

「いつも怒られてばかりで、もう仕事にいくのが嫌になってきた..」

「1年目でやめたいと思ってしまうなんて、自分はなんてだめな人間なんだ…」

と感じて、自分を責めている人がいるかもしれません。

ただ、その感情を無理に否定たり押さえつけないでください。

ミスが続いたり怒られてばかりだと、嫌になったりやめたくなるのは自然な気持ちなんです。

だから、そういった自然な感情を否定しないでほしいです。

自然な感情を無理に否定したり押さえつけたりすると、どうしても自分に負荷がかかり調子を崩しやすいんです。

なので、まずは自分を客観的にみて、

「あ、今自分はやめたいと思っているんだな、そうかそうか…」

と、自分の自然な感情をあるがままに受け止めて欲しいと思います。

ここで、こんなふうに思う人がいるのではないでしょうか?

「そうは言ってもかめきちさん!」

「同期は楽しそうに仕事をしていて、いろんな役割を任されたりとメキメキと実力を発揮しているんです。それに今度、学会発表もするみたいで自分だけ置いていかれている気がするんです…」

「SNSでは、みんな目標を持って仕事をしていたり、自分と同じ年数なのに自分よりすごい実績があって…」

と、他人と比べてしまう人もいるのではないでしょうか?

もちろん、他人と比べることでそれを原動力に変えることはすごくいいことです!

ただ、他人と比べることをマイナスに捉えるのはあまりいいことではありません。

かめきちが若手の頃は、とにかく他人と比べていて、焦りや劣等感を感じて自己嫌悪になることがよくあったので気持ちはよくわかります。

でも、「他人」と「自分」は違うんです。「自分」は「自分」なんです!!!

他人軸で生きているうちは、本当の意味で自分の人生を歩んでいるとは言えません。

過去の自分と比べてどうか?昨日よりも成長できているか?一年前の自分と比べて成長しているか?と、自分軸で物事を捉えて、一日ずつ歩んでほしいと思います!

一歩ずつでいいんです!

また、他人と自分を比べる人の中には、

「いつも自分だけ不幸だ…」

「どうして私ばっかり苦労しないといけないの…」

と思っている人もいるかもしれません。

そんな人には、かめきちの人生を変えたことばの一つをご紹介します。

かめきちが尊敬するイチロー選手が、あるインタビューでこんなことを言っていました。

「4000本のヒットを打つには8000回以上悔しい思いをしている」

と、言っていたんです。

あのイチロー選手がですよ。日本のみならずアメリカでも輝かしい成績を残したあのイチロー選手でも、成功の影ではたくさん悔しい思いをしてきているんです。

このインタビューを聞いたとき、かめきちは泣きました。

みなさんも悔しい思いをしたり失敗することはあると思います。

かめきちもあります。イチロー選手もあります。きっと、大谷翔平選手もたくさんミスをしたり悔しい思いをしてきたと思います。あなたの同期や先輩、後輩も同じようにその人なりの悔し思いや辛い思いをしてきています。

自分だけではないと思うと少し心が軽くなりませんか?

かめきちは、イチロー選手のことばを聞いてとても心が軽くなった時のことを今でも覚えています。

人生うまくいかなかったり嫌になることは誰にでもあります。

その自然な感情を否定したり押さえつけないようにしてください。あるがままの自分をまずは受け止めてあげてください。

そして、他人と比較するのではなく、自分自身に目を向けて欲しいと思います!

言語聴覚士をやめようと思った時に検討すべき2つのこと

それでは次に、言語聴覚士をやめようと思ったときに検討して欲しい2つのことをお話していきます!

それがこちらになります。

  1. 環境を変える
  2. 分野を変える

それぞれ深掘りしていきます。

①環境を変えてみる

まずは環境を変えてみて欲しいと思います。

いきなり質問ですが、

かめきち

「病院だけが言語聴覚士の働く場所ですか?」
「回復期だけが言語聴覚士の働く場所ですか?」

そうではないですよね。

「何を今さら言ってるんですかかめきちさん!そんなわけないじゃないですか!」

と、思う人がほとんどだと思います。

ただ、そのほとんどの人は、心のどこかで「言語聴覚士は病院で働いてなんぼ」と思っている人が多いのではないでしょうか?

こちらのグラフをご覧ください。

これは、日本言語聴覚士協会のホームページに載っている言語聴覚士が働いている場所のデータになります。

https://www.japanslht.or.jp/about/trend.html

日本言語聴覚士協会Hpより引用

このように、言語聴覚士が活躍できる場所はさまざまあるのがわかると思います。

それに、最近ではフリーランスという働き方も増えてきました。

かめきちは、野球が好きなのでまた野球の話になりますが、

そのチームで活躍できなかった選手が、別のチームに移った途端に大活躍するなんていうケースはよくある話なんです。

同じ野球をやっているのに、チーム(環境)が変わるだけでパフォーマンスが変わることがあるんです。

これは、言語聴覚士にも同じようなことが言えます。

急性期で働いていたときは実力をうまく発揮できなかったけど、訪問に移った途端に水を得た魚のごとく実力を発揮していく言語聴覚士もいます。

もちろん、これは急性期だから悪い、訪問だから良いという訳ではありません。

それぞれの領域でやることは違ってくるので、その人の性格や得意を活かせる領域で働くのが一番働きやすいと思います。

これからの時代は、苦手なことを心身に不調をきたしてまで頑張るのではなく、得意を活かせる場所で力を発揮していく時代です。

なので、今の環境が合わないなと思ったら、無理にその環境に居続けて心身の不調をきたしてしてしまう前に、別の環境から言語聴覚士を見てみると違った見え方ができるかもしれません。

ただ、中にはこういう人もいるかもしれません。

「家庭の事情で職場を変えることは難しいです…」

「田舎だから家から通える職場はもうここしかありません…」

そういう人の場合は、例えば病院であれば急性期や回復期があると思います。

なので、急性期から回復期に変わってみるなど、同じ職場内でも環境を変えられる可能性があります。

上司と相談しながら進めていきましょう。

以上のように、それぞれの環境で言語聴覚士の働き方は大きく変わります。

まだ1つの職場しか経験していない、複数の職場を経験したけど全て同じ環境(全て病院など)だったなどの場合は、別の環境に身を置いて言語聴覚士を見てみると、思いもよらない魅力や自分の実力に気づくことができるかもしれません。

ただ、そうは言ってもどうやって環境を変えたらいいかわからない、初心者だから不安という人もいると思います。

そういう人には、転職エージェントの利用がおすすめです。

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転職初心者は失敗しないためにエージェントを活用していくことがおすすめです!

②分野を変えてみる

次は、分野を変えてみるということです。

言語聴覚士は、対象とする分野がさまざまあります。

https://www.japanslht.or.jp/about/trend.html

日本言語聴覚士協会HPより引用

このように、成人言語・認知、摂食・嚥下、発声・発語、小児言語・認知、聴覚などさまざまあります。

かめきちはよく、成人の失語症や高次脳機能障害、構音障害、嚥下障害の患者さんを対象にすることが多いのでこれらの分野が得意です。

もちろん同じ嚥下でも小児が得意、もしくは嚥下ではなく聴覚の方が得意などさまざまな人がいると思います。

もし、今の分野が合わない場合や他に興味がある分野がある場合は、そちらにチャレンジしてみるのもいいと思います。

最初は慣れないので大変かもしれませんが、合わない分野にずっといてストレスを感じ続けながら仕事をする方がよっぽど大変ですよね。

思い切って興味のある分野や今までと違う分野に飛び込んでみると、思いもよらない魅力に気づくかもしれません。

さいごに

いかがだったでしょうか?

もちろんかめきちは、全ての言語聴覚士が「絶対に言語聴覚士を続けてほしい」とは思っていません。

言語聴覚士になってさまざまな経験をした結果、

「言語聴覚士は違うな…」

「もっとやりたいことができた!」

と思う人もいて当然だと思います。

100人いれば100通りの考え方があります。

ただ、言語聴覚士の働き方はさまざまな選択肢があるにもかかわらず、それらを知らなかったり経験せずに言語聴覚士をやめてしまうのはもったいないなと思っています。

もしかしたら、言語聴覚士自体を嫌になってしまったのではなく、原因は環境などにあってその原因を取り除くだけで言語聴覚士の見え方が変わる可能性があるからです。

今、言語聴覚士をやめようと思っている人はちょっと立ち止まっていただいて、さまざまな可能性を探ってから判断しても遅くはないのでしょうか?

本来、仕事は楽しいものです。

ほんのちょっとの勇気小さな行動一つが人生を変えることがあります。

あなたにとって、最良の選択ができることを願っています。

\かめきちイチオシ!/

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